鉄鉱石の造粒特性に及ぼす添加水分量と濡れ性の影響

摘要

鉄鉱石の物理性状、特に鉄鉱石と水との濡れ性および添加水分量と造粒特性との関係を調べ、以下のことが分かった。 1）核粒子に水との濡れ性が良好であるF鉱石を使用した場合は全ての条件で造粒 赡埭扦ⅳ毪⑺趣五Δ煨预瑦櫎鉱石を使用した場合は一部微粉粒子が造粒されずに残り、F鉱石と同程度の造粒粒子を得るためには添加水分量をF鉱石を使用した場合よりも多くする必要がある。2）核粒子の鉱石種に関係なく水との接触角が小さくなるにつれて、すなわち水との濡れ性が良くなるに従って落下強度も大きくなる。 また、落下強度を改善するためには、添加水分量を増力はせる必要がある。 3）本研究の実験条件下では、核粒子として濡れ性の良好なF鉱石を使用した場合、造粒特性が最も悪いのが（F鉱石＋A鉱石）、最も良好なのが（F鉱石+B鉱石）の組み合わせであり、濡れ性の悪いA鉱石を使用した場合、造粒特性が最も悪いのが（A鉱石＋L鉱石）、最も良好なのが（A鉱石＋K鉱石）の組み合わせである。