供給面より需要面から中国の「爆買い」の影響

摘要

現在の供給過剰問題は供給面からの議論がもっぱらだが、需要面の懸念も見挑せない。OPECによれば、今年の原油需要は日量9440万バーレルと昨年に比べて約120万バーレル増加する見込みである。原油価格が低位安定しているにもかかわらず、伸び幅は昨年より約50万バーレル減少している。来年の伸び幅は約100万バーレルと、さらに減速するとされている。