安定した研究·生産活動を支える空調設備：製薬関連施設向け重圧制御技術の4つの新発想

摘要

製薬関連施設に代表される「バイオロジカルクリーンルーム」は、コンタミネーションに対する厳格な管理を行うため、室内を清浄に保ち室内の圧力（室圧）を制御することが求められている。その技術の1つとして室圧制御がある。しかし、室圧制御は外乱に対する課題がある。ダイダンは、室圧制御における課題を解決する「バリアスマートシリーズ」による4つのステップで、高度な室内環境の創造し、安定した研究·生産活動に貢献する（図1、図2）。＜Step 1＞バリアスマートCMは、屋外気圧の変動影響を緩やかにする。＜Step 2＞バリアスマートEQは、外気の取り入れ口で、突風による吹き付けエネルギーを取り除き、取り入れ外気量を安定化させる。＜Step 3＞バリアスマートHBは、扉の開閉に連動して一方向流を形成する。＜Step 4＞バリアスマートADは、ローカルの空調制御機器（ファン、ダンパ類）の状態を監視し、室圧の安定化を最優先事項とした各制御機器の動作の協調を図り、空調システム全体の安定化を図る。