外付けROM用端子を利用して直接書き込む：PIC16F84でアルテラ社FPGAをコンフコンフィギュレーション

摘要

パラレル·インターフェースを使わずに，アルテラ社のFPGAをコンフィギュレーション（設定値書き込み）できる書き込み基板を作りました．写真1に製作した書き込み基板を示します．CQ出版社から発行された「FPGAボードで学ぶ論理回路設計」を購入して，VHDLを学んでいる方も多いかと思います．ひと昔前では考えられなかったような規模のFPGAが載った基板が本に添付され，手軽にFPGAプログラミングができる時代になりました．さすがに私はPLDをヒューズ·パターンから設計するという時代を知りませんが，最初に手にしたツールは論理式で記述しなければならないものでした．しかもその開発ツールは数十万から100万円以上し，PLDへの書き込みも専用装置が必要でした．それが今では開発ツールは無料で配布され，FPGAでは特別な書き込み装置すらいらないのです．時代の流れには驚くばかりです．私の場合，会社ではWindowsマシンを使って電子回路設計などをしておりましたが，家庭ではMacintoshで，特に技術系のソフトは使っていませんでした．現在も家庭にはAT互換機を所有していません．それでも「FPGAボードで学ぶ論理回路設封」が出版されたときは大変驚き，ぜひ使ってみたいという気持ちが強まって，同ボードを購入しました．