生活をゆたかに－シンプルとこだわりの時代：次世代の生活者が求めているものは？

摘要

生活者の視点にたった次世代の住まい方のニーズを調べたものがあるので紹介する。 京阪神地域におけるインターネット調査の分析結果をもとに（総設問数228問、回答者数6116名）、グループインタビュー（55名）とアイデアコンペ（応募207点）を実施し、それらをまとめた結果である。 生活観から派生する住居観は11の類型に分かれ、上位4つで8.5割を占めていた。 住居観の出現率はとのライフステージでも似ているが、約4割と最も多かったリフレッシュ型は、若年シングル層と40代までのDINKS層で顕著にみられた。 水や緑化など、自然や外部を取り込む、五感で感じる心地よい空間、地下室や閉じたプライベート空間など「疲れやストレスからの開放」や「自由きままに暮らす」ことが、彼らの求めている主なテーマになっている。