ポリオキソソメタレートを基盤とレた高機能触媒の設計

摘要

現在の化学プロセスの約85％が触媒を使用している。これらプロセスを環境·資源利用効率的な観点からみると大いに改善の余地が残されており，更なる優れた触媒技術の開発が社会にも切望されている。鎌田慶吾氏は，タングステンやモリブデンを基本骨格とするアニオン性金属酸化物クラスター分子「ポリオキソメタレート」を基盤とした高機能触媒の設計に対する新しいコンセプトの立案·方法論の開拓と，それらを用いた環境調和型な実用的触媒反応系の開発に関する研究を展開した。以下に同氏の主な研究業漬を紹介する。