三井化学、PDP用光学フィルターを自社生産～フィルムタイプで－ガラスよりも低コスト～2005年度から名古屋工場で本格投資へ－

摘要

三井化学は今秋から、プラズマディスプレーパネル（PDP）用の光学フィルターの自社生産に乗り出す。 ガラス基板を利用した既存製品よりも圧倒的にコストメリットがある「フィルムタイプ」を10月から名古屋工場で生産し始め、その後も段階的な増産投資を行う。 セットメーカーによる本格的な採用はまだこれからだが、プラズマテレビのコスト競争と連動し、3年後には国内を中心に光学フィルター市場の半分程度を占める規模へ急成長する、と三井化学では見ている。 これまで光学フィルター事業では外部委託方式に徹してきたが、名古屋では2ケタ億円に及ぶ自前の投資を手掛けることになる。