社会に役立つ学会を目指して

摘要

日本色彩学会の使命というような大げさなことは横に置いておき，学会の有用性とはどんなものだろうという素朴な疑問について考えても、なかなか答えが見つかりません。 勿論、学会員個人にとってそれぞれ異なる筈ですが、学会誌や全国大会の発表を通じて自分の研究成果を世に問うことができます。 しかし、学会員の数に対する学会誌への論文投稿件数や、研究発表の数を考えると、一部の人たちだけに有用であるとも言えます。 また、学会誌の購読や大会参加の他、学会を通じて同じ分野や異分野の人たちと交流が出来、教えを乞うことができる有用性は大きいでしょう。 しかし，興味の有無，地理的距離や時間という制約があり、機会は不平等です。