空間と構造の交差点/斎藤公男＋空間構造デザイン研究室の軌跡と展望

摘要

建築は一般には、機能的にも恒久性·耐久性といったサステナビリティがまず求められます。 一方、機能や時間の変化·移動に素早く適合する建築空間、つまりテンポラリースペース（仮設空間）には異なったエンジニアリング·デザインが必要となります。 例えば、建築会館のオーバルドームや可動式ルーフなども適合空間としての共通のテーマから生まれた事例です。 ここでは、3Rのコンセプトも強く意識されています。 今日はその一部を紹介しますが、最近、研究室としてはこういうアダプタブル·ストラクチャーというテーマも取り組んできました。