神戸製鋼が「鉄骨天吊マルチワークシステム」発売1台でSRCシヤフト、コラムコア溶接など可能に

摘要

神戸製鋼所·溶接カンパニー（溶接システム東日本営業室Tel03－5739－6325）は、1台で多用途に適用可能な鉄骨用溶接ロボット「鉄骨天吊マルチワークシステム」を発売した。ロボット天吊り方式を採用し、1台でSRCシャフト溶接からコラムコア、SRCコアまで効率よく溶接施工する。神鋼は鉄骨用溶接ロボットの主力機と位置づけ、今年度の重点商品に据えて積極営業を行うことにしている。 鉄骨天吊マルチワークシステムは、ロボット本体を従来の床置き式から天吊り方式に改めることで広い動作範囲を確保し、床置き式ではワークへの干渉などで難しいとされたSRC十字柱のシャフト溶接を実現した。 教示作業は断面形状、柱長さ、溶接情報入力の簡単操作で済み、入力データによるワーク形状はパソコン画面により3D表示で確認できる。 ワーク寸法は、十字柱のシャフト溶接がパネル径800mm以下、フランジ幅150～300mm、ウェブ板厚6～22mm、シャフト長さ1m～3mに対応する。