パルプ工程でのチリ検出―ダートカウンタによるチリ発生状況傾向管理―

摘要

この度の第32回佐々木賞受賞は，“CCDカメラ方式の検出器開発（1982年度·第10回）”，“欠点自動録画システムの開発（1994年度·第22回）”に続き，当社にとっては3度目の受賞となった。 “ダートカウンタ”は「パルプ溶液中のチリをオンラインで計測できる画期的な商品」として，1992年に王子製紙株式会社釧路工場の協力のもと共同開発した。 この装置の最大の特徴である“検査管（検査用パイプ）”においては，王子製紙と共同開発の上，特許取得しているものである。