純利益2．5倍の二〇四億円:安値在庫とマージン改善

摘要

当第1四半期におけるわが国経済は、企業収益が改善され、設備投資や輸出に持ち直しの動きが見られてきていたものの、自立性は弱く、また3月日日に発生した東日本大震災のよる今後の影響が懸念される。この震災が昭和シェル石油グループに与えた影響については、三カ所の油槽所における冠水被害、五〇ヵ所のSSにおいて一時的に営業不能となったが、四月末時点で油槽所は当初の予定より早く再開し、SSも三二カ所を除いて再開している。