現場を第一に考える視点で 若手からベテランまで，その多様性と学際性が奏でるハーモニー

摘要

人類動態学（Human Ergology）の歩みとは，環境の変化と人類の進化に寄り添いながら，急激に変化する生活環境やテクノロジー，さらには労働·働き方をヒトの特性との相互作用の視点から学際的に探求するとともに，エビデンスに基づいた実践を追及してきた歴史の積み重ねであるといえる。今年で49回目を数える人類動態学会全国大会もその例外ではない。本全国大会は植竹照雄氏（東京農工大学）を大会長に，深緑に囲まれた東京農工大学府中キャンパスにて開催された（2014年6月28日～29日）。