非定常流動場と不透明流動場を時空間でとらえる

摘要

ビールやワインなどの飲料、かまぼこなどの練り物、チョコレートなどのお菓子類まで、加工食品の製造過程には多くの流体プロセスが存在する。 これらの流動場全体を把握することは、生産性の向上、衛生管理などに大きな役割を果たすと考えられる。 しかし、食品原材料の多くは不透明な流体であったり、流体以外の気泡や異物を含むために計測が困難である。 また、パッケージンデを行うさいなどは、流速が変動し流れが非定常となることも、多く計測はさらに困難になる。 これまでの生産技術や管理などは、その多くを経験によってまかなわれてきた。