最近感じていること

摘要

編集委員の方から巻頭言の執筆依頼があり、「空気清浄」創刊当時の巻頭言を紐解いてみた。 創刊号は1964年3月号、この時期は各種の公害が深刻な社会問題として取り上げられていた時代であを）、JACA初代会長の木村先生が「空気清浄協会の役割は科学技術の駆使により、空気汚染源を研究し、浄化の方途を研究、実践せんとすることにある」とある。 第2号では、日本建築学会の酒井副会長が、建設設備のうちの空気清浄というタイトルで「空気清浄ほ、人類への平和の施設（使節）である」と述べられている。 現在もディーゼル排ガス等、公害問題が解決してしまった訳ではないが、当協会への期待も時代と共に大きく変化していることが理解できる。何れにしても、これらは非常にレベルの高い巻頭言であり、とても私の能力からすると、その類のものは書けそうに無いので、最近感じている身近な事について述べてみたい。