型彫り放電加工機作業·ワイヤ放電加工機作業

摘要

放電加工は、工作物と工具電極の間に電圧をかけ放電を発生させ、その放電発熱で工作物を溶融、除去する加工です。工作物の難削性が増すにつれ、工具が工作物に刃が立たなくなり、その需要が急増した加工です。 工作物に工具電極の形状を掘り込む型彫り放電加工機と、ワイヤ電極とXYテーブル上の工作物の相対運動で、工作物を輪郭成形するワイヤ放電加工機の2種類があります。 切削や研削などと異なり、加工時に大電力や灯油を使用する作業であり従来の機械作業や一般的な安全管理技術とは異なる点の配慮が必要です。 また、加工表面の粗させ向上させるための粉末放電加工や、セラミックスのような通電性のない工作物を放電加工する技術も開発され、放電加工作業の安全管理事項もますます増えています。 今月はこの放電加工作業の安全について説明します。