情報化·無人化技術①：情報化施工の精度向上－GPSとレーザ技術を融合した三次元マシンコントロール

摘要

社会情勢の変動に伴い道路舗装の長寿命化、多機能化が求められており、要求される品質を確保すると共に施工を合理化するための技術開発には目覚しいものがある。 特に、コンピュータあるいは通信技術など、情報化技術の発達は各分野に大きな影響を与えているが、道路建設分野も例外ではなく、現場作業の合理化を図る情報化施工を具体化するために積極的に取り入れられている。 なかでも設計データを用いて直接、施工機械を制御することが可能な三次元マシンコントロールシステムは最先端の情報化施工技術である。 本報では道路建設機械の情報化施工の一例として、高精度GPSを応用した三次元マシンコントロールシステム（以下、3D-MC: 3 Dimensional Machine Control System）をモータグレーダに搭載し実作業を行い、その施工実績をもとに有効性と施工精度を報告するものである。