食品工業用サニタリーポンプ,バルブ,配管機器異物混入·着割様用耐薬品性複合パッキン「テフラップ」について

摘要

食品の殺菌方法としては，従来より加熱殺菌が広く用いられてきた。しかしながら食品殺菌に対する消費者の目はますます厳しくなってきており，より確実な殺菌をするために殺菌プロセスのUHT化あるいはアセプティツタ化へと更なる高温化へと移行して来た。 この様な中で，プロセスラインで使用されるパッキン類にもより耐熱性のあるものが求められており，現在ではEPDMパッキンがその主流となっている。 しかしなが処理液の多種多様化，またそれに伴うフレーバー類の多様化にともない，このEPDMゴムに起因する異物混入トラブルが発生している。 また製品切替時（フレーバーチェンジ）の移香（ゴムへの着香）の問題もクローズアップされてきている。 本稿ではこれらトラブルの原因を調査すると共に，弊社が開発した異物混入·着香対策用の耐薬品性複合パッキン「テフラツプ」について紹介する。