見野金型製作所：営業と設計が徹底議論妥協のない姿勢が顧客満足の高い金型を生む

摘要

見野金型製作所は、自動車部品向け順送金型をメインとしたプレス金型の設計·製造を手がける。高張力鋼板（ハイテン）用で10年以上の実績をもち、最近では、「ウルトラハイテン」と呼ばれる1，180MPa級ハイテンの自動車部品向け順送金型も受注した。従業員18名と小規模ながら、設計·シミュレーション、機械加工、組付けまでを一貫して請け負える高い技術力で、自動車部品メーカーなど大手企業の信頼を獲得している。順送金型は設計によって出来不出来が大きく左右される。また客先のトライでの調整が頻発するのも特徴の一つ。営業担当の見野明裕さんと設計担当の早野純さんは、少しでも顧客の満足する金型に近づけようと、営業·設計それぞれの立場から意見をぶつけ合う。「どちらも頑固者」（見野泰弘社長）と評される2人に話を聞いた。