高能率縦横送り用4枚刃スクエアエンドミルの研究

摘要

エンドミルでの切削加工を考える時、極力Z方向の上下を抑えるCAMプログラムの工夫がなされている。 これは工具の欠け損傷や折損の危険を抑え、工具に優しいアプローチとするためである。 具体的なアプローチ法としては、主にヘリカルや傾斜アプローチなどがこれにあたる。 しかし、これらのアプローチは次に示すように問題点も抱えており、工具損傷を増大させることなく、スピーディなアプローチを実現することは、既存の概念を変えることとなり、加工形態によっては大きな加工時間短縮のメリットをもたらす可能性がある。 本研究ではこの効率的アプローチ課題に取り組んだ。