加工向け属性情報

摘要

ここ数年，金型製作におけるCADデータは2次元から3次元へと急速に移行しており，業務効率を高めるために3次元CADの導入を進めている金型メーカーも少なくない．しかし，実際の金型を製作するためには3次元CADデータによる形状情報だけでは実際の加工を行うことができない（図1）．加工するためには寸法公差，表面仕上げ情報や材質情報などの「加工属性情報」が必要不可欠である．現状では，設計者が3次元CADでモデリングを行い，別途2次元図面や仕様書をつくる必要があり，この作業が金型設計時間の約半分を費やしている．