特集·金型メーカーが知っておきたい成形材料の基礎知識：Ni-Ti超弾性合金の応用と眼鏡フレームとしてのカロ工技術

摘要

1964年に米国でNi－Ti合金の形状記憶特性が発見されてから、もう40年が経つ。 最初の量産例は米国戦闘機用の配管継ぎ手であったが、1980 年代に入ると、その応用は日本が世界をリードした。 原子比で50:50付近のNi-Ti系合金は、形状記憶特性と超弾性の2つの特性をもつ。 形状記憶特性としては、エアコンディショナのセンサフラップやコーヒーメーカーのバルブなど、家電機器への応用がはじまった。