急速に変化する日本のモノづくり·型づくり：デジタル化による型づくり

摘要

自動車用プレス金型メーカーにとって短納期，高品質，コスト低減が大きな課題になっているが，現状の，型図面を製作基準とした金型製造方法ではこれらの要求をすべて満足させることは非常に困難である．時代は確実にアナログ的な処理方法からデジタル化による「モノづくり」へと遊化している．こうした，デジタル化による「モノづくり」とは長年にわたり熟練技能者が体得した，暗黙知などを形式知化（デジタル化）し，生産活動に必要な名種電子化された情報を共有化しつつ，デジタル情報を「モノづくり」の基準とした新しい金型生産方式を構築することである．