ブロー成形·シート成形の最近の動向：自動車用エンジニアリングプラスチック部品の新しいブロー成形法と型構造

摘要

エンジニアリングプラスチックは，耐熱性が100℃以上あり，強度49MPa以上，曲げ弾性率2.4GPa以上の高性能プラスチックで，主に工業用途に使用され，電気·電子部品，自動車部品，OA機器部品などの多岐にわたり利用されている．ここでは，われわれが開発したブロー成形技術とそのエンプラ成形事例を自動車部品を中心に紹介する．熱可塑性プラスチックは汎用プラスチックと汎用エンプラ，スーパェンプラに分類（図1）されるが，ブロー成形で採用されているエンプラは比較的少ない．