ゆりかもめ7300系車両について

摘要

新交通システムは，道路の中央分離帯に支柱を建設し，その支柱上に専用軌道を設けることで道路を立体的に利用するシステムである。地下鉄建設に比べ新交通システムは圧倒的に安価で建設できる。交通渋滞によって定時運行確保に困難をきたしているバス交通に代わる交通手段として，また，埋めたてた臨海地区の主幹交通機関として計画され1981年から実用化，現在10路線の総延長は96．3kmである。路線長の最短は西武山口線の2．8km，最長はアストラムラインの18．4kmである。利用者の最小はユーカリが丘の一日2000人，最多はゆりかもめの11万人であり，10路線の合計では60万人を超えている。少量から中量輸送までそれぞれの路線で優れた経済性を発揮している。全自動無人運転はゆりかもめ線を含む6線，ワンマン運転は4線である。1995年から遅行を始めたゆりかもめは，全長14．7km，16駅の全自動無人運転の新交通システムである。