反射ターゲットを用いない高精度レーザ測長技術

摘要

造船，鉄構等の製造現場では，数十m級の大型部材を数mmの精度で効率良く寸法管理することが望まれている。現状，探寸箇所にターゲットを敷設する手法での自動化は進んでいる一方，ターゲットレスでのより良い手法が求められている。 本研究は，ターゲットレスで高精度に採寸可能をFMCW（Frequency Modulated Continuous Wave: 周波数変調）法制長技術を開発した。 そして，奥行き30m地点で+-1mm以内の測長精度と，レーザ走査による角度情報から三次元形状の様々な主部の同時採寸が可能であることを示した。