高強度サブ10fsパルスによる200 THzにおよぶ超ブロードバンド赤外光発生

摘要

空気中で可視の高強度極短光パルスとその第2高調波を集光することにより誘起されるプラズマから、遠赤外から近赤外におよぶ超広帯域の赤外パルスを発生させることに成功した．非線形結晶を使った電光学サンプリングにより電場の時間波形を観測し，このパルスがコヒーレントであることを確認した．30THz（波長10μm）より高周波の成分は半導体光検出器と分光器の組み合わせで測定した．得られる帯域幅は，入射の基本波および第2高調波のパルス特性に依存することがわかった．