ソイルセラミックス/エコカラット［INAX］--「人と地球を考えたものづくり」をテーマに進化するエコセラミックス

摘要

環境配慮型企業から循環型企業へ。 INAXは「人と地球を考えたものづくり」をべースにタイルの世界でもいちはやく機能性を追求したエコセラミックスを発売、健康建材として業界をリードしてきた。 その開発コンセプトと今後のテーマについて、石田取締役技術統括部長にお伺いする。 今のINAXは「人と地球を考えたものづくり」がベースになっています。 「環境」をきちんとものづくりに反映させようと取り組み始めたのは、1992年からです。 企業活動は必ず地球環境への負荷を生み出しますが、その結果がお客様に対して快適性や利便性といった価値を提供しているのも事実です。 ですからその大きさを比べたときに、負荷よりも生まれる価値のほうが必ず大きくなるようなものづくり以外はもうしない、と決めたわけです。 その企業活動をP/Ⅰ+Oという分数式で表しました（下表参照）。