「煉瓦のまちタイルのまち」から特別展

摘要

今回、大阪歴史博物館特別展「煉瓦のまちタイルのまち～近代建築と都市の風景～」を企画した、同館学芸員の酒井一光さんは、煉瓦やタイルといった焼き物の素材に限りない愛着をもつ建築史家でもあり、同展の企画趣旨について次のように語っている。 「大阪を代表する赤煉瓦建築といえば大阪市中央公会堂が思い浮かびます。 しかし、赤煉瓦に見えるこの建物の外装は、実際にはタイルでした。 大阪市内には数多くの近代建築がありますが、煉瓦とタイルを切り口にこれらを眺めてみると、興味深い一面が見えてきます。