神奈川県のャマビルについてャマビル防除対策研究から

摘要

神奈川県の丹沢の里山に二ホンャマビル（Hae-madipsa zeyramca japonica)力s生息するよつになり，農業者や住民に吸血被害が出始めてから概ね10年以上が経過した.ャマビルの被害の深刻さは，吸血による身体的なダメージではなく，薄気味悪さや恐怖といつた精神的なダメ一 ジが大きく，その分地域社会にとって深刻な問題となっている.ャマビルの研究は平成19年度から2か年，県の5つの試験研究機関と大学，民間の研究機開が共同して実施したが，このうち，筆者が所属する自然環境保全センターは，ャマビルの生理と生態，ャマビルの生息域および拡大要因の解明，被害予防や駆除対策に関する調査研究を担当した.