黄色蛍光灯による夜行性害虫の防除法

摘要

農薬散布では防除困難である花井や野菜の代表的害虫であるハスモンヨトウの被害軽減とぃう目的に対して，バラ圃場におぃて暗適応してぃるヤガを明適応させ行動抑制できる下限照度である11xを確保でき鳥ように，黄色蛍光灯器具の配光特性からその配置を決定した夜間照明を行うことによって，バラの菅や葉の被害軽減を実現できることを実証した。 花井や野菜に食害を与えるヤガ類に対する黄色蛍光灯の効果につぃては過去に報告例が少なく，今回，バラに加害するハスモンヨトウの防除試験を行った。 試験結果によれぼ，ハスモンヨトウ幼虫による葉などの食害は無点灯区では8月から発生し，被害茎率は最大10％程度の高ぃ状態が11月まで続ぃた。 一方，黄色蛍光灯点灯区ではその期間中に幼虫とこれによる被害が認められなかった。 最大照度は1.0～47.01xの範囲であれぼ，照度の遠ぃによる防除効果の差はなく，またバラの生育に対する悪影響もなぃことが確認できた。 黄色蛍光灯の有効性が明らかとなり，バラのハスモンヨトウの防除への利用が今後広がるものと見られる。