エダマメ抜き取り機の開発と調製作業の効率化：手作業並みの精度で労力は2割

摘要

秋田県では県南部の平鹿地域を中心に田畑輪換に対応した作物としてユダマメの栽培が盛んで，平成12年度作付け面積が831ha，収穫量が4,360tとなり，作付け面積で県内3位の主要野菜となっている。 ユダマメ作付け面積の拡大に伴い各作業の省力化が望まれ，秋田県農業試験場では乗用型管理機を中心とした機械化体系の試験を行っている。 その結果，播種や中耕·防除等の中間管理作業では，1表に示すとおり施肥·播種を同時に行う作業の複合化やブームスプレーヤ等の利用で慣行よりも約50％近く能率を向上することができた。