無理せす地眛に 家族経営の生乳増産を支援牛と共にある酪農生活を大切にしたい

摘要

かってプリーダ一たちが種雄牛づくりに心血を注いできた北海道十勝管内清水町の酪農。今 もその名残をくむ家族酪農経営が展開する。それら経営の生乳増産を支援する対策を農協が打 ち出した。十勝清水町農協代表理事組合長の串田雅樹さんに対策の狙い、内容などを聞いた。串田町の基幹産業は農業で酪農と畑作 力5共存している。農協の取扱高は酪農-畜産が圧倒的に多いが、耕地面積1万4,000 haのうち酪農の飼料畑面積と畑作の耕地面 積がちようど半々、その意味で酪農と畑作 のバランスが取れているのが大きな特徴 だ。また個々の経営を見ると、酪農では法 人を含めて個人（家族）経営が100%、協業 法人が1つもないのも大きな特徴で、競争 原理を働かせつつ個々の経営努力で伸びて きたのが清水町の酪農だ。また昔からの酪 畑、畑酪複合経営が成り立ってもいる。そ の中で大型経営による哺育センタ一や民間 のTMRセンターはあるものの農協がリー ドする支援組織はコントラクタ一（(有)清水 町農業サポートセンター）のみ。これも大 きな特徴の1つといえるだろう。