生産費支える乳価と地域づくりの構想をカギは中堅層が経営を維持増強できるか

摘要

2014年度酪農全国基礎調査 結果が公表された。この調査結 果から、日本酪農とりわけ都府 県酪農の縮小過程をわずかでも 押しとどめるための光が宿って はいないか探し出したい。基礎調査結果の第1の特徴 は、生乳出荷量の大規模経営層 への集中が進み、酪農家の階層 分化が進んでレ、ることである。生乳出荷量上位50%の酪農 家が全体の8割を超えてきた (北海道と北陸は76%)。