高密度超解像光ディスクの再生信号特性の解析

摘要

BD（Blu-ray Disc）よりも高い記録密度の光ディスクを実現するため、ディスクの薄膜材料の相変化現象を利用して、光の回折限界を超えた再生分解能で微小な情報ピットを読み出し可能とする超解像光ディスク方式が提案されている．この再生信号についてスカラー回折理論に基づく数値解析を行なった．In-Sbを相変化材料とした超解像光ディスクについて、ディスクの物理パラメータである情報ピットの深さの設定条件と再生性能の関係について分析を行なった．本解析から、超解像光ディスクの再生性能が良いピット深さの条件を導く．1-7変調ランダムパターンを仮定したピット列の再生波形からビットエラーレートを算出して結果を示す．