漁港施設等の長寿命化について

摘要

水産庁が所管する漁港をはじめとするインフラは，我 が国の水産物の安定供給の基盤となるものであり.これ まで継続的かつ重点的に整備がなされてきた。漁港の主 要な施設である外郭施設及び係留施設を例に取れば，昭和25年（1950年）から平成25年（2013年）までの間に整 備された施設の延長は5000kmにも及ぶ。一例として漁 港施設（係留施設）の整備数の経年変化をFig.1に示す。 今後.これらのインフラの老朽化が急速に進行すること が予想され，維持管理、更新等に係る費用が増大してい くことが懸念されている"。