セバラックスーSP（富士写真フイルム（株）製）からセレカーVSP（東洋濾紙（株）製）への移行について

摘要

富士写真フイルム（株）は昭和40年のセパラックス開発·発売以来、平成元年には改良タイプであるセバラックス-SP導入するなど、電気泳動膜として永らくご愛顧をいただいて参りました。 しかしながら製造装置老朽化により、安定した市場提供が困難になるおそれが出てきたことから、対応につき種々検討を進めて参りました。 諸般の事情により新規製造装置の建設は困難と判断し、事業継承先を探した結果、同様の膜を製造出来る会社として東洋濾紙が事業継承検討を引き受ける事となりました。 平成17年11月の日本電気泳動学会理事会において、「①切替検討を行う事、②検討のための分科会を立ち上げていただく事」をご承認いただきました。 分科会は浜松医科大学の前川先生をリーダーとし、慶鷹義塾大学、横浜市立大学、杏林大学、オブザーバーとして河合先生（国際臨床病理センター所長）、菅野先生（浜松市医療公社理事長）、櫻林先生（自治医科大学教授）、芝先生（文京学院大学教授）を迎え、オリンパス（株）、（株）常光、東洋濾紙、富士写真フイルム（事務局）のメンバーで立ち上げさせていただき、「セレカ-VSP研究会」という名称で運営させていただいて参りました。