市場を深掘り、メーカー機能を変える

摘要

前中計で目標としていた売上高経常利益率5％を達成し、成長拡大路線に着手する大日本塗料。昨年度からスタートした新中計では、国内事業の高付加価値化、海外事業の積極拡大を柱に過去最高となる売上高800億円を目指す。主力の垂防食、建材向けは競争力を高めつつ、建築汎用、工業用ではマーケットを絞り込んだニッチ戦略を明確にする。「塗料の開発からその塗料が使用された資材のメンテナンスまで深く介在していく」（岩淺社長）とメーカー機能の変化も示唆する。