家事の省エネと宅配業の集約化

摘要

10月に入ってさわやかな気候になった。学校では運動会が行われ，校庭から応援のバンドの音とともに子供たちの歓声が聞こえてくる。 スポーツが盛んになり，護さんが参加しているテニスクラブでも恒例のトーナメント試合が開催される。 このところ護さんはレシーブミスが多い。 体重が増えて動きが鈍くなってしまったからである。 ダイエットに心掛けているのだが，美味しいものほど高カロリーだから実行が難しい。 いつものように護さんと豊さんを送り出した美子さんは，居間のソファに移るとスリープ状態のパソコンをアクティブに戻して新聞を読み始めた。 52インチの画面に映ったタイトル画面から社会面の記事をクリックしていくつかの記事を読み終わると，続いて家庭面に移り，さらに株式面に移って株式市況を眺めてみた。 相変わらず石油とガスの需要が根強く株価が高い。一方，紙パ関係は需要が低下しており株価も低調である。 オフィス用紙のリサイクルが進んだのに加え，全業種でペーパーレス化が進行しているからである。