燃料電池車向け軽量·小型のDME改質システムを開発

摘要

大阪ガス、三菱重工業など5社は、燃料電池自動車に搭載可能な軽量、小型のジメチルエーテル（DME）改質システムを開発した。 3000時間以上の耐久性を持つDME改質触媒を開発し、現在の燃料電池車に搭載されている高圧水素ボンベ型に比べ大幅な省スペース化を実現した。 DME改質型は取り扱いが容易で総合エネルギー効率が高いという特徴を持ち、燃料電池車の水素燃料供給システムへの採用が期待されている。5社が開発したシステムは出力30kw相当で設置スペース44ゼの小型DME改質器を搭載。 燃料電池車の航続距離500kmが可能なDMEタンクと合わせると、設置スペースは76となる。 同性能の高圧水素ボンベを搭載した燃料電池車（充てん圧力55MPa）の水素ボンベスペースが104なのに対し、設置スペースは25％程度減らせる。