設備IT化へのシステムエンジニアリング～求められる要素技術と適応法：設備IT化とユビキタス計装～その融合がもたらすもの

摘要

「化ける」という言葉がある。 落語家などが一皮向けることを指す。 技術も化けてこそ一人前である。 9000万人が保有するようになった携帯電話，10年前には誰もこれほどの普及を予想しなかった。 それが化けた。 最近では，アップル社のiPodであろうか。 この登場は，音楽業界の地図さえ変えつつある。設備のIT化もユビキタス計装もいささか古い言葉になってきた。 当たり前になったところで化けが始まる。 その原動力は，ベンダからユーザという主役の交代である。 ITの世界もWeb2.0とかSOA (Service Oriented Architecture)とか，ユーザを主役に据えた技術が盛り上がりを見せている。 ITとユビキタス，そしてユーザが一緒になって醸し出す世界を見ていこう。