コントロールバルブ：コントロールバルブの今後の課題と可能性－コントロールバルブの将来像

摘要

定義によるとバルブとは，「流体の流れを制御するもの（機器）」でありその起源は，古くは紀元前にまで遡る。 近代的な水道システムを創った古代ローマ人により発明された水道コックや逆止弁は，単に流れをせき止めることが主な役割であったか，蒸気機関の発明以降，バルブは圧力を保持·制御するという新たに重要な役割を担い，現在主に工業市場において用いられるコントロールバルブへと進化を遂げてきた。 本稿では，コントロールバルブの進化についていくつかの例を用い示すとともに，その将来像について述べる。