インターネットコンテンツ配信における前方誤り訂正技術

摘要

近年，高画質な映像コンテンツをIP (Internet Protocol)ネットワークを介してテレビ(TV)·パソコン(PC)·モバイル端末などに提供するIPTVサービスの開発が盛んである0しかし，伝送品質の完全な保証が難しく，IPパケット損失により映像や音声の乱れが懸念されるため，IPパケット損失によるデータ欠損を補う前方誤り訂正(FEC)技術が欠かせない。コストを抑えて様々な機器に適用するため，FECをソフトウェア(SW)処理によって実現する要求がある。東芝は，この要求に応えて，ビデオ処理などほかのリアルタイム処理への影響を抑える非連続FEC処理技術と，リソース使用量を減らすためにIPパケット到着順序の入れ替わりに対応させたFEC処理技術を開発した。