JFEの動向に注目--単独収支改善に疑問の見方

摘要

韓国?東国製鋼の摩板事業分離検討が韓国内で 大々的に報じられているが、これに関連してJF Eスチールの動向が注目されている。 　JFEスチールはコメントを出していないが、 業界筋では東国がJFEと組んで厚板事業を再構築す るのではないかと憶測している。アライアンスによる JFEの東国向けスラブ供給は年間150万トン規模で あり、東国の厚板事業はJFEにとって市場での競合 性と大口スラブ販売先という2つの側面を持つ。この ほど、ボスコとインドネシアのクラカタウが合弁で運 営するボスコクラカタウ(今年末竣工予定）が東国へ 年30万トンのスラブを供給ずる覚書は交わされたが、東 国はJFEやボスコからのスラブ調達だけでは不足 し、ブラジルなどからの調達も行っている。