温室効果ガス25％削減に対する油脂産業に期待される役割微細藻類を利用した新規なバイオ燃料供給システムの提案

摘要

2009年9月に開催された国連総会における国連気候変動首脳会議において，鳩山首相（当時）は2020年までに1990年比25％の温室効果ガス排出量削減を掲げる旨を宣言し，その後2009年12月に開催されたCOP15の「コペンハーゲン合意」に基づき，政府は2010年1月末に中期的温室効果ガス排出削減目標として25％という数字を国連に提出した。ただ，この「1990年比25％排出量削減目標」の意味は，あまり明確になっていないように思われる。