2大グループに集約，PTTが拡張計画

摘要

アジア危機の発信地となったタイは，数年間の低迷を強いられたが，経済リストラクチャリングを背景に，日系企業などによる投資が拡大，これが経済回復の1つの牽引役となった。なかでも国内の新車販売量が半減し，極めて厳しい経営状況を強いられていた自動車産業が，工場の余剰能力活用策として打ち出した輸出基地構想が功を奏し，日系，欧米外資自動車産業への投資が好循環に拡大，現在ではすでに年間100万台を大きく超える生産能力を持っており，部品産業ではすでに200万台をにらんだ事業基盤構築が進んでいる。