世界経済の後退懸念燻り下落ノルウェー政府仲介で石油会社のストは回避

摘要

7月4～10日のWTI価格は、米国の景気指標悪化をはじめとした世界経済の鈍化懸念が依然燻り、上げ下げを繰り返しながら下落した。ブレントは再び100ドルを割り込んでいる。4日は米独立記念日によりNYMEX休場。5日は米エネルギー省発表の原油在庫が前週より大幅に減少したものの、欧州中央銀行のドラギ総裁の経済リスク発言に加え、中国人民銀行による景気下支え策の利下げ決定が却って悪い現状なのだと見方が広がって反落した。