昭シの連結経常利益4.8％減

摘要

昭和シエル石油の2003年度連結決算（2003年1月1日～12月31日）は、売上高が前期比6.6％増、営業利益が1.2％減、経常利益が4.8％減、当期純利益が12.5％増。 営業、経常段階では減益だが、有価証券評価損や早期退職付加金など特別損失の減少により最終損益では大幅増益を確保した。 経常利益もシェル·グループが業績評価の基準に通常使用している在庫評価の影響を除いたCCSベース（カレント·コスト·オブ·サプライ·ベース）では前期比24.0％増の363億円へ前期の256億円より70億円も膨らんでいる。売上高から原油代を差し引いたハイドロカーボンマージンが55億円、精製段階の改善が3億円、販管費の改善が27億円のプラス要因に働き、営業外損失が14億円のマイナス要因に作用した結果である。 2003年にはガソリン·シェアが14％へ拡大、経費削減実績も65億円に及び、業績を支えた。 削減額の内訳は製造部門が28億円、販売部門が15億円、販売部門が13億円、間接部門が9億円である。連結対象子会社は昭和四日市石油、昭和シェル船舶、昭石ガスなど21杜、持分法適用関連会社は東亜石油、西部石油など14社。