価値創出と差別化生む新経営スタイルを提唱

摘要

本誌2004年6月号から同11月号まで、筆者はIT（情報技術）の利活用を徹底的に追求した経営スタイル「新IT経営」を提言してきた。そして同12月号から2005年5月号までは、IT経営を推進する当事者であるCIO（情報戦略統括役員）の果たすべき役割についても言及した。 新連載では、これまでの提案をベースにしながら、さらに視野を広げ、新しい経営スタイルとして「プラットフォーム経営」を提唱したい。筆者はビジネスを体系的に最適化し、顧客満足を得るための基盤をプラットフォームと呼んでおり、そのプラットフォームを幅広いパートナーと連携して構築することで、価値創出と差別化を図る経営を「プラットフォーム経営」と呼ぶことにした。