進む法定文書の電子化利用の枠組み作りが課題

摘要

紙（書類）による取引からデジタル·データによる取引へ--。 "電子契約社会"へのインフラ（基盤）整備が本格的にスタートした。 その第一弾が、この4月1日から施行される「書面の交付等に関する情報通信の技術の利用のための関係法律の整備に関する法律」(IT書面一括法)である。 企業と顧客が契約を交わす際などに交付が義務付けられている書類について、電子メールなどデジタル·データによる提供も正式に認めようというものだ。